固定バージョンのソフトウェアパッケージ

固定バージョンは、脅威検出データで更新されるが、ソフトウェアは毎月リリースされる最新バージョンに更新されないバージョンです。たとえば、Sophos Endpoint Security and Control for Windows の固定バージョンの場合は、「10.3.15 VE3.60.0」などと表示されます。バージョン番号は、3つのバージョン識別子で構成されます。メジャーリリース識別子 (「10」)、マイナーリリース識別子 (「3」)、メンテナンスリリース識別子 (「15」)、それに脅威検出エンジンのバージョン (「VE3.60.0」) が付きます。

固定パッケージの使用

デフォルトで、固定バージョンのソフトウェアパッケージの使用は無効化されています (「ツール > 固定パッケージの使用設定)。固定パッケージは、「ソフトウェアのサブスクリプション」ダイアログに表示されないため、選択することができません。

ヒント: 固定バージョンのソフトウェアを使用している場合は、最適な保護が適用されるよう、サブスクリプションを「Recommended」パッケージに変更することを推奨します。ソフトウェアパッケージの詳細は、利用可能なアップデート版の種類 を参照してください。

これまで固定バージョンのソフトウェアパッケージを選択していなかった場合、固定パッケージを選択できるようにするには、「ツール > 固定パッケージの使用設定」から設定します。固定パッケージの使用を有効化すると、「ソフトウェアのサブスクリプション」ダイアログボックスに固定パッケージが表示され、選択できるようになります。

注: ロールベースの管理を利用している場合、固定パッケージの使用を設定するには、「システム環境設定」権限が必要です。

固定パッケージを選択している状態で、固定パッケージの使用を無効化した場合でも、そのパッケージの選択は解除されず、選択を解除するまでダウンロードされ続けます。ただし、他の固定パッケージを表示したり、選択したりすることはできなくなります。

別のコンピュータにも管理コンソールをインストールして使用している場合は、それらのリモートコンソールのいずれかでこの設定を変更すると、すべての管理コンソールに変更が反映されます。ソフォスのサポートデータベース 117348 の手順に従ってレジストリの設定を変更して固定パッケージの使用を有効化した場合は、設定を行ったコンピュータのみにレジストリの設定が反映され、この設定が管理コンソールの設定より優先されます。

固定パッケージのライフサイクル

固定バージョンは、ソフォスからダウンロードが可能な限り、ダウンロードされます。固定バージョンの製品サポートが終了する際は、「アップデートマネージャ」ビューで、当該のバージョンのサブスクリプションを指定しているアップデートマネージャの横に警告が表示されます。メール警告が有効になっている場合は、管理者宛てにも警告がメール送信されます。

サブスクリプションに選択した固定バージョンの製品サポートが終了すると、終了する前にサブスクリプションを変更しないと、新しい 固定 Extended パッケージが自動的に選択されます。詳細は、ソフォスのサポートデータベースの文章 121139 を参照してください。

ソフォスのエンドポイント製品のライフサイクルポリシーについて詳細は、ソフォスのサポートデータベースの文章 112580 を参照してください。